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香料について

2017-02-13

皆さんご存知のリンゴの香りには、300以上の香り成分が含まれています。つまり香りとは、多数の化学物質の集まりなのです。リンゴの品種によって香りが違うのも、香り成分の組み合わせや含まれる数が異なるためです。


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自然界に、香りのある物質は40万種もあるといわれ、紀元前3000年頃からそうした物質を植物などから抽出し、香油として利用していました。また、成分の分析をすすめて、自然界の香りと同じ分子構造の香料を合成する技術も19世紀後半頃から飛躍的に発達しました。


現在、国内では天然香料と合成香料を合わせて約5~6千種の原料が流通しています。製品の香り付けには普通、原料を数十~数百種類ブレンドした調合香料を用います。用途は食品香料と香粧品香料の2種類あります。食品香料は加工食品や飲料、菓子などの風味を補い、香粧品香料は石鹸やシャンプーなどの化粧品や医薬部外品、洗剤や柔軟剤、芳香剤などの香りづけに使われています。世界的にみると、食品香料と香粧品香料のシェアは約半々ですが、日本に限れば食品香料が約9割、香粧品香料が約1割となっています。この理由は、香水の国内生産が欧米に比べて圧倒的に少ないためで、ほのかな香りを好む日本独特の嗜好が垣間見えるようです。


石鹸や洗剤などに添加される香料の量自体はごくわずかですが、その安全性に関して、日本香料工業会と会員各社は積極的な取り組みをしています。香粧品香料の場合は、製品が実際に使用される状況をふまえ、身体に悪影響のないことを重点的に確認します。これは天然香料も合成香料も同じです。たとえば、天然の花の香りのなかには毒性が強いものや、紫外線によりアレルギー反応を起こすものもあります。その原因物質を特定して取り除き、安全な香料を開発することも行なわれています。


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